
矯正治療の歯科医師さんにインタビュー
今回インタビューに答えてくれたのはこの方!
古川 智基(ふるかわ ともき)先生

- 和光市デンタルオフィス 専務理事/院長
- 医療法人社団大志 和光市デンタルオフィス インプラント・矯正ステーション 専務理事/院長。国際口腔インプラント学会 認定医、厚生労働省認定 臨床研修医指導医。
- 和光市デンタルオフィス
- https://www.wakoshi-dental.com/
- 電話番号:048-423-9637
先生が今のクリニックにお就きになるまでの経緯を簡単に教えていただけますか?
私は、大学を卒業してから愛知県、静岡県の開業医にて、幅広い歯科分野で臨床経験を積みました。その後、インプラントや矯正治療のさらなる技術向上のため、医療法人社団大志に入職し研鑽を重ねました。
2020年に和光市デンタルオフィスが開業し、その院長に抜擢・就任させていただき、現在で5期目となります。
先生が目指す歯科医師像を教えてください
オールマイティな分野で「対処療法ではなく、根本的な解決ができる原因療法」をしっかりとご提案できる歯科医師になりたいと考えております。
インプラントや矯正治療に関しては、技術面においても常にアップデートを図りながら、より安全性の高い理想的な治療を目指しています。

先生が患者さんから選ばれている理由は何ですか?
話しやすさと説明の分かりやすさ、という部分が理由になっていると考えています。
カウンセリングでは、わかりやすい言葉や例えを用いてご説明をするように心がけていますので、その部分を高評価していただくことが多いです。
患者様側の立場に立ってみても、安心して治療を受けるためにはカウンセリングできちんと納得できることが重要だと思っています。
マウスピース矯正の場合、自己管理が大事になると思いますが継続して続けるコツはありますか?
マウスピース矯正は、「自分への投資」だという感覚を忘れないことが大事かなと思います。
歯列不正を治すことで得られる「見た目が美しくなる」「きちんとした噛み合わせにより健康につながる」などのメリットは、他人ではなく自分でしか享受できません。
自分の人生をより豊かにするための矯正ということを、常に意識できると良いですね。
マウスピース矯正を付け忘れるなどで一定期間外していて歯と合わなくなった場合にはどのように対応するのでしょうか?
この場合は、修正用のマウスピースを発注する対応がまず考えられます。また、状態によっては、部分的なワイヤー矯正を行なって修正することもございます。
マウスピース矯正を始めた患者さんからよく受ける相談はありますか?

「出先で歯磨きできない状況でも食事後すぐにマウスピース装着してもいいですか?」という質問が多いですね。
回答としては「すぐに装着する」が正解です。糖分を含んだ飲食物を摂取した後は、しっかり水でゆすいでからマウスピースを装着すれば問題はありませんし、歯ブラシがない状況ではそのように対応していただければ構いません。
インビザラインを採用されてますが、ユーザー目線で他のマウスピースメーカーとは違う点、良い点などはどんなところですか?
インビザラインは、もとよりシミュレーションの自由度・精度がかなり高く、予測実現性の高い治療計画が細かく設計できることが良いですね。
他のメーカーであればもっと費用が安いものもあるかと思いますが、その分治療計画の設計自由度は下がってしまいます。動きの制限もかなりありますので、インビザライン以外では正直治せない症例が結構増えてしまいます。
ですので、簡単な症例ではない場合は、迷わずインビザラインをおすすめいたします。
御院はインビザラインのブラック・ダイヤモンド・プロバイダー認定医院ということですが、ユーザー目線だとどういうメリットがありますか?
当院には経験豊富な矯正医が在籍していますので、その矯正医が相談から診断、治療まで対応してくれるという点で、安心感はかなり大きいと思います。
また、ダイヤモンドプロバイダー医院の場合は、認定医院として基本的にインビザライン製作費用の割引ができます。そのため、患者様には他院よりも価格を抑えたお見積りをご提示が可能です。
歯並びの重症度合いによってはマウスピース矯正の対応が難しい場合もあると思いますが、対応できなくなる重症度の目安などはありますか?
出っ歯や受け口のような症例では、単純なマウスピース矯正では対応できない可能性があります。
しかし、親知らずを抜歯した上でインプラントアンカーを併用すれば、マウスピース矯正でも大きく歯を後ろに動かすことができ、横顔の審美的改善ができる場合がございます。
抜歯が必要な難症例の場合は、上記を検討されてみてもいいかもしれません。

マウスピース矯正を選択する場合に注意すべき点などはありますか?
1つ覚えておいていただきたいのは、歯が比較的小さい方にとってはマウスピース矯正が不向きな点です。
やはりマウスピースが歯を掴む表面積が小さいと、矯正力がうまく伝わりにくい傾向があります。
同じマウスピース矯正でもクリニックによって価格が異なりますが、どういう部分が価格差になるのでしょうか?
価格差については、マウスピース矯正を進める上で必要な歯科材料の違いや、その後のアフターケアの手厚さの違いなどが挙げられます。
しかし、正直なところは「対応する矯正医の技術力、実績数の違い」が大きな理由です。たった数万円の違いの見積りをにらめっこするのではなく、このような技術力や実績を重視して、バランスが取れた医院を選んでいただくのが良いですね。
患者様の立場に立って考えてみても、「他院より2-5万円ほど金額が上がったとしても、話しやすい人柄で実績が豊富な先生にお願いしたい」と思います。